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アーチコラム 体幹の回旋はどこで起こるのか スポーツラボ鍼整骨院 千種

『体幹の回旋はどこで起こるのか』

こんにちは。スポーツラボ鍼接骨院千種院の小池です。

私は、柔道整復師の資格を有し、資格取得後は整形外科にて6年間研修をつみ、そこで様々なケガの治療を学んだのち、スポーツラボ鍼接骨院千種院で勤務しております。

現在は、アスリートのケガの治療やパフォーマンスアップのためのトレーニング、また一般の方の痛みの治療とトレーニングを中心に診させていただいております

 

今回のテーマは『体幹の回旋はどこで起こるのか』

 

あらゆるスポーツ(特に球技に多い)に必要な体幹の回旋動作。

コーチやトレーナーさんに「もっと体幹を回して!!」「もっと体を捻って!!」といわれたことありませんか?

 

いったい身体を回すとはどういう事か。どこで回せばいいのか。

 

今回はそんな疑問を解決していきましょう。

 

 

【体幹の回旋はどこで起こるのか】

 

背骨は頸椎(7個)、胸椎(12個)、腰椎(5個)の椎骨という骨が積み木のように積み重なって構成されています。

そして、頸椎、胸椎、腰椎にはそれぞれ形態的特徴があり、役割も異なります。

 

今回注目するのは胸椎、腰椎。

 

胸椎:体幹部分の中心となり脊椎で唯一肋骨と関節を作り(肋椎関節)、胸郭を構成して臓器を保護しています。

 

腰椎:体幹部の重さを支え、下肢との連結をする部分である為、頸椎、胸椎に比べ骨が大きいです。

 

そして、この胸椎と腰椎も膝や股関節と同様に関節をもっており、どの方向にどれだけ動くのかは関節の構造に左右されます。

 

胸椎の関節を見てみましょう。

 

よく回旋しそうな関節をしています。

 

続いて腰椎を見てみましょう。

 

こちらは回旋をしなさそうな形をしています。

 

もうお分かりかと思いますが、関節の構造上、体幹の回旋動作は胸椎で起こるものであり、腰椎では起こらない。

 

この胸椎の関節が硬くなってしまうと、体を捻ろうとしてもうまくいかず、本来回旋のしない腰椎が回旋しようとしてしまうためうまく回旋することが出来ないどころか、腰の痛みの原因にもなってしまいます。

 

 

では胸椎が硬い人に行ってほしい筋肉のほぐし方とエクササイズを紹介します。

 

その前に、まず胸椎の回旋の左右差を見てみましょう。

  

写真のように腰かけて、胸の前で腕組みをします。

 

この状態で体を左右に捻っていきます。

 

左右どちらも捻りにくい場合と、左右どちらか捻りにくい場合があるかと思います。

それを確認しておきます。

 

 

【胸椎の動きを出す筋膜リリースとストレッチ】

ゴルフボール(テニスボール)を肩甲骨ぐらいの高さの背骨の横に当てて上向きに寝ます。

 

その状態で上下に動いてボールを転がしてください。

 

これを背骨の両側2箇所1分程度行ってください。

 

次にストレッチです。

立った状態で少し広めに足を広げます。

膝の上に手を置いて左右交互に肩を入れていきます。

この時、肘は曲がらないように伸ばしたまま行ってください。

 

肩を入れた状態で息をフーッと吐き5秒キープします。

 

左右5回ずつ行いましょう。

 

 

最後にもう一度腰かけて体を捻ってみましょう。

 

どうですか?最初よりも可動域が広がった方が多いのではないでしょうか。

 

 

 

今回は、スポーツの中で多い体幹の回旋動作がどこで起こっているのか、回旋の動きが出ない人はどうしたら出るようになるのか。

 

そんな内容でした。

 

各関節には得意な動きと苦手な動きがあります。その関節の得意な動きを広げてあげることがパフォーマンスアップのためにも、ケガの予防にもなります。

 

コーチやトレーナーさんから、「もっと体幹を回して!!」「もっと体を捻って!!」とよく言われる方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

スポーツラボ鍼接骨院千種院 

 

小池 隆史

 

 

 

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