アーチコラム 袋井市に住む学生さんへ~知っておきたい腰椎分離症~
こんにちは!
静岡県袋井市にあります、アスリート鍼灸整骨院に勤めている緑川です。
私は日々、学生や大人、アスリートに対して治療、リハビリ、トレーニング指導を行っています。
今回は腰痛の一つである、「腰椎分離症」について、疑いのある方に読んでいただきたい内容です。
すでに診断されている方も読んで知識を深めてもらえたらと思います。
目次
①腰椎分離症とは
腰の疲労骨折のことを言います。
腰椎の椎弓(椎間板と椎体をつなぐ部分)に繰り返しストレスがかかることにより、椎弓が分離した状態のことです。
特になりやすいのが10〜15歳の成長期の小中学生です。
体を捻る、反るといった動作が腰への負担を大きくし、分離症を発症するとされています。
バレーやサッカー、バスケ、野球ではこのような動作が多くみられるため、正しい身体の使い方ができていないと分離症になる確率が高まってしまいます。
また、それだけが原因ではなく、上半身や股関節の可動域が少ないと、必要以上に腰が動かされ、発症の原因となってしまいます。
「腰は痛いけど、部活を休めないから」と続けてしまうと、悪化してしまい、「すべり症」になってしまうケースもあります。
すべり症になると骨がずれることにより、下肢の痺れに繋がったり、正しい癒合が起きず、スポーツができないだけでなく、将来的に腰痛と共に生活していくことになる可能性もあります。
また、分離症になってしまうと硬性コルセットをつけ、3〜6ヶ月間運動が完全に禁止になってしまいます。
復帰後もなかなか体力が戻らず、同じような身体の使い方をしてしまい、再発してしまう人もいます。
②見分けるポイント
腰椎分離症の特徴として、痛みは広い範囲ではなく、限局した範囲での痛みであることがほとんどです。
また、症状が現れるタイミングはスポーツ中やスポーツ直後がほとんどで、2週間以上続いてる場合は腰椎分離症を疑います。
チェック①
普段座っている時の姿勢
座っている時に腰はどうなっていますか?
腰が丸くなっていないか確認しましょう
チェック②
股関節の柔軟性
前屈をした時に股関節から動かすことができていますか?
後屈をした時は腰だけ反っていませんか?
チェック③
片脚立ち
日常生活での歩きも、スポーツ中の走りも片脚立ちになる瞬間があります。
片脚立ちをした時に頭の位置はどこにありますか?
③予防方法
次に予防方法です。
分離症は予防することが出来ます!
上記で身体の状態を確認し、少しでも改善が必要だと思った方は、家でも簡単にできるものを紹介しますので、ぜひ実践してみてください!
・太もも裏のリリース
・太もも裏のストレッチ
・お尻のリリース
・お尻のストレッチ
・股関節のリリース
・股関節のストレッチ
・上半身のリリース
・上半身のストレッチ
④最後に
私たちは痛みが原因でスポーツを全力でできない選手が少しでも減るように治療を行なっています。
分離症と診断された方はもちろん、分離症になるのが怖いという方もやれることはあります。
今回紹介した予防方法以外にも、リリースやストレッチ、トレーニングなどたくさんの予防方法があります。
何をしたらいいかわからない
今の身体の状態を知りたい
そんな方は一度ご相談いただければと思います。
私たちは一人一人の身体の状態に合わせてトレーニングメニューを作成しています。
自分自身の理解することで予防、早期発見をし、今後の選手生活を有意義なものにしていきましょう!!
アスリート鍼灸整骨院 袋井
緑川 可菜