アーチコラム 総体前にシンスプリントで悩んでいる選手必見
総体前にシンスプリントで悩んでいる選手必見
スポーツラボ鍼接骨院の十川です。
この時期、学生アスリートはとても大切な時期で当院にも集大成として
全力で治療やトレーニングに励んでいます。
今回は陸上やサッカーなどで悩んでいる選手が多い
シンスプリントについてお話しします。
目次
①シンスプリントとは
シンスプリントとは、主に運動によって脛骨（けいこつ）周辺の筋肉や腱、骨膜に炎症が生じるスポーツ障害です。医学的には「脛骨過労性骨膜炎（MTSS）」とも呼ばれ、特にランニングやジャンプを多く行うアスリートに多く見られます。
当院でも陸上・サッカー・バスケ・バドミントンなどの数多くの選手が治療し改善して卒業しています。
②シンスプリントの症状
- すねの内側に感じる鈍痛や圧痛
- 運動中または運動後に悪化する痛み
- 安静時には痛みが軽減することが多いが、悪化すると安静時にも痛むことがある
痛みの場所は、選手の状態や姿勢、足首の状態によって異なりますが
主に写真のポイント位置などの痛みが出やすいです。
また、安静にして痛みはなくなるが復帰した際に再発することも多く
悩まされている選手も多いことが知られています。
③シンスプリントの原因
シンスプリントは、以下の要因によって引き起こされることが一般的です：
- 繰り返しのストレス：運動頻度や強度もあるが身体の使い方でストレスを受けてしまう場合も
- 不適切な靴やサポートのない靴を使用している場合
- 扁平足やハイアーチなどの足部による影響
- 硬い地面や不均一な地形での運動
繰り返しストレスと聞くと練習頻度や練習強度をイメージされる選手もいますが、
同じ練習内容でも痛みが出る選手と出ない選手がいます。
その違いを分析することが改善の近道かもしれません。。。
当院では歩行分析やランニング・ジャンプなどの動作分析もしっかり行い
その選手のシンスプリントの原因を紐解いていきます。
④シンスプリントの施術法（一例）
シンスプリントは骨膜や筋肉の炎症が原因で痛みを感じることが多くあります。
もちろん痛みの部位をマッサージすることは効果があると思います。
今回は実際私が当院で行っている治療法を一例紹介します。
・長趾屈筋
起始：脛骨後面下方２/３
停止：第２〜５趾の末節骨底
長趾屈筋はシンスプリントの原因として考えられていて
骨膜（骨）に癒着して炎症起こしてしまうのです。
なので長趾伸筋の不具合を治せば痛みの軽減をすることができるのです。
屈筋支帯をマッサージすることをお勧めします。
・屈筋支帯（画像黄色部分）
画像を見てもらえると
長趾屈筋が屈筋支帯の下を走行していることがわかります。
屈筋支帯が硬くなると
長趾屈筋を下に引っ張り
シンスプリント部分にストレスが強くなり
痛みを発生させてしまうのです。
マッサージ動画
https://youtube.com/shorts/NlwGA2uO7u0?si=KoewBLTeag6RS0IP
一度動画を見て行ってみましょう
⑤当院での治療法とこれから
動画の内容を実践してみて
効果を感じた場合はもちろん
効果を実感しなかった方も
ぜひ一度、お身体の状態を相談してください。
当院では、選手の身体の状態にあった
治療方針をご提案しています。
マッサージ、超音波、テーピング、トレーニング、インソール
などを行って
総体に全力で挑むためにどうするかを
一緒に考えやれることをやっていきませんか？
これから、やれば間に合う症状は多いかと思います。
ぜひ相談ください！！
