アーチコラム 名古屋市千種区で膝が伸びずにやりたいことが出来ていない方へ
私は、大学卒業後に柔道整復師の資格を習得し
現在は名古屋市千種区のスポーツラボ鍼整骨院と名東区のARCH villageで勤めている十川(ソゴウ)と申します。
今回は,膝が伸びない。歩くと膝が痛い。O脚。そして動き出しで膝が痛いなど40代以降の女性に多い変形性膝関節症についてです。
膝の痛みで受診される方が多く
膝の痛みが怖くてお友達と旅行に行けない
買い物に行くのもつらい
正座が出来なくなり趣味のお茶が出来なくなった
ヒールが履けなくなり社交ダンスを諦めたなど
生活や人生の楽しみにまで影響を与えてしまっています。
名古屋県内だけでも、数多くの方がこのようなお悩みをお持ちなのではないでしょうか?
これは、大変くやしくつらいことだと思います。
ですから、
今回はまず膝の痛みの原因を知って頂く事で
ご自身に何が起きているのかを知って頂き
だから何が必要かをお伝えしていきたいと思います。
最初に知って頂きたいのは、皆さんもよく聞くあのフレーズ
「軟骨がすり減ったから膝が痛い」
という事は、無いという事です。
もう一度言います。軟骨はすり減っても痛くありません。
えー!!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
実は痛みを感じるにはセンサーが必要なのです。
そのセンサーが感じた刺激を脳が受け取り痛い!!となるのですが
関節の軟骨にはこのセンサーが無いのです。
ですから軟骨はすり減っても痛くありません。
極端な話、脳の中身自体にもセンサーが無いので、スプーンでかき混ぜても痛くないそうです。
リモコンのボタンを押しても、テレビにセンサーが無ければテレビはつかないように、センサーが無ければ何も起こらないのです。
ではなぜ、あなたの膝はこんなに痛いのか。
それは膝の関節を包んでいる関節包(かんせつほう)と呼ばれる袋や、靭帯、筋肉の腱などには、
先程お伝えした痛みを感じるセンサーがたくさんあるからです。
そのセンサーが圧迫されたり
過度に引っ張られたりすることで痛みを感じています。
膝の痛みを抱えていらっしゃる方の多くが
実は通常よりも、太ももに対してスネが外に捻じれてしまっています。
さらに変形が進むと関節が横にすべり、膝が<>このようなO脚になってしまいます。
それだけでも関節が捻じれて、引っぱられるので痛そうですよね。
そこに歩行での衝撃や体重が加わり、
筋肉が腱や関節を包んでいる関節包(かんせつほう)を引っ張るので痛みを強く感じてしまいます。
つまり、無意識のうちに関節にかかる過度な捻じれや、引っ張りを減らせば痛みも減っていくのです。
先程お伝えした、過度に捻じれているという事は、膝は必要以上に動いてしまっているという事です。
ではなぜ膝は動き過ぎてしまったのか。それは膝の上下にある股関節と足首が上手く動けていないから、膝が動かなくてはいけないのです。
「お父さんと、お子さんが動いてくれないから、間にはさまれている私が、家事を全部やらなきゃ」状態です。お母さん(膝)大変ですよね。
ですから、股関節と足首の柔軟性を作り、膝への負担を減らす事が重要になってきます。
実は変形性膝関節症にはこれ以外にも色々な要素が関わってきます。
膝が腫れて整形外科さんで水を抜いてもらった方も多くいらっしゃると思います。
最初に軟骨がすり減っても痛く無いとお伝えしましたが
そのすり減った時に出来た軟骨のカスは悪さをし、
関節包を中から刺激して炎症を起こさせます。
炎症というのは
組織が傷ついた時に治そうとして
修復の材料が集まっている状態です。
身体の中は物に水が引っ張られる仕組みになっていますので
例えば皮膚から塩を出すことで汗が出てくるように
膝の中に修復の材料が出てくる事で水が引っ張られて集まり
膝が腫れてしまいます。
水が溜まり過ぎると(腫れ過ぎると)関節包や靭帯は引っ張られるので痛みを感じやすくなります。
痛みを感じるセンサーがたくさんありますもんね。
もう一つ。
捻じれのストレスなどにより炎症が起これば起こるほど
修復の材料が必要以上に出てきてしまうので余った材料が沈着し
余分な組織になって膝の周りに残ってしまいます。
あなたや周りの膝の痛い人の膝が
昔よりスッキリしていないのはこのためです。
この余分な組織の塊が
膝のお皿の動きや関節の動きを邪魔して膝が伸びなくなっていきます。
それにより筋肉も伸び縮み出来なくなり固くなってしまうのです。
つまり変形性膝関節症の原因は
①膝以外で動いていない関節があり、それが膝に負担をかけている。
②炎症で出来た余分な組織が膝の動きを邪魔して膝を伸びなくさせる。
③痛みや腫れにより、筋肉が正しく働けなくなり、膝を支える筋力が落ちてしまっている。
④膝が伸びなくなる事で固くなった筋肉が、関節包や靭帯などを引っ張り痛みが出る。
以上の事があげられます。
そして、症状改善で必要な事
①足首や股関節の柔軟性をつくる。
②膝の周りに沈着してしまった余分な組織を柔らかくして膝の動きをよくする。
③膝を支えるための筋力をつける
④固くなっ筋肉を柔らかくして関節包靭帯などの引っ張りを減らす。
このようにできる事はたくさんあります!
痛みはこれ以上の負担をかけないでという身体からのサインです。
膝を助けてあげて、やりたい事を出来るようになりたい方は一度ご相談下さい。
僕たちが力になります!!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
スポーツラボ鍼整骨院 千種
名古屋市千種区姫池通3ー28
TEL 052-753-9909
柔道整復師 十川 椋太朗