オスグッドで膝の痛い小学生、姿勢が原因かも(スポーツラボ鍼接骨院沖縄)

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アーチコラム オスグッドで膝の痛い小学生、姿勢が原因かも(スポーツラボ鍼接骨院沖縄)

皆さん、こんにちは。

 

初めまして、柔道整復師の石川です。

 

私は、沖縄市安慶田にあります「スポーツラボ鍼接骨院」で

 

身体の痛みのある方に対して、施術とリハビリトレーニング、

 

再発予防トレーニング、スポーツ競技力向上トレーニングを

 

お伝えさせて頂いています。

 

 

 

 

今回は、「成長痛」と言われるものについてです。

膝の成長痛「オスグッド」についてお伝えしていこうと思います。

 

 

「成長痛」と聞くと、「成長期には仕方のないこと」と思ってしまいますよね。

 

しかし、成長痛にみんながみんななっているわけではありません。

 

成長する際に、必ず伴う痛みだとするなら全員が成長痛を経験しているはずです。

 

同じスポーツを同じクラブで行っているのにもかかわらず、膝が痛くなる子と痛くならない子がいます。

 

その子たちには違いがあるはずです。

 

〇オスグッド

「オスグッド」とは正式名称「オスグッド・シュラッター病」といい、

 

スポーツをしている小中学生に多くみられる、膝のお皿の下部分の痛みのことです。

 

 

・オスグッドの大きな原因は3つ。

 

1,子どもの骨には、成長軟骨という柔らかい部分があること。

 

2,筋肉が硬すぎると、骨を引っ張る力が強いこと。

 

3,膝に負担のかかる姿勢でいること。

 

 

 

図の「脛骨」と呼ばれるすねの骨の上端部分が、

 

もも前の筋肉「大腿四頭筋」に強く引っ張られることで痛みが出現します。

 

多くの場合は、柔らかい軟骨部分が引っ張られる力によって、

 

ぽこっと飛び出て膨らんでいるように見えます。

 

つまり、大腿四頭筋の引っ張る力が強すぎるとオスグッドになってしまいやすいということです。

 

 

〇オスグッドと姿勢

 

成長期には急激に身長が伸びてきます。

 

身長が伸びるということは、骨が長くなっているということです。

 

それに対し、筋肉などの組織は同じようには成長せず、骨に引っ張られる力により長くなっていきます。

 

筋肉は遅れて成長してくるということです。

 

その結果、関節の動きは制限され、固い身体になってしまいます。

 

 

「オスグッド」の子に多い姿勢は、肩から腰が丸まり、骨盤が後ろに倒れて、後方重心になってしまっていることが多いです。

 

これは、股関節の動きが悪く、固い身体の人に多い姿勢でもあります。

 

〇不良姿勢画像↑

 

成長期には身体と筋肉が固くなりやすく不良姿勢になることが多い。

 

筋肉が硬くなるため、大腿四頭筋も硬くなり骨を引っ張る力が強くなる。

 

この2点は成長軟骨と違い、自身でリハビリトレーニングを行うことで改善していけます。

 

 

〇リハビリトレーニング

 

・筋膜リリース

 

まずは、大腿四頭筋などの直接の原因となっている筋肉と、

 

身体を固くしてしまっている筋肉の硬さを取り除くことが重要です。

 

つまり、筋肉を柔らかくしてあげるということです。

 

 

筋肉を柔らかくするためには、筋膜リリースが最適です。

 

ストレッチも大事なのですが、筋肉が硬くなってしまっているまま伸ばすより、

 

筋膜リリースで柔らかくして伸ばしてあげることで筋肉に柔軟性がでてきます。

 

〇大腿四頭筋のセルフ筋膜リリース

 

  リリースアイテム   

 

  もも前のセルフリリース

 

やり方は簡単、リリースアイテム(グリッドフォームローラーもしくは、

 

野球ボールやソフトボール程の大きさのボール)をもも前に当て、矢印の方向へ動くだけ。

 

1回1分。毎日続けることが大事です。

 

〇エクササイズ

筋膜リリースとストレッチで筋肉に柔軟性がでてきても、今までと同じ動き方を続けていると、また痛みが出てきます。

 

走る、跳ぶ、切り返すなどの動きの際の身体の使い方を変えて、もも前や膝に負担のかからないようにしてあげることが必要です。

 

その結果、姿勢も変わってきます。

 

 

オスグットの子に多い身体の動かし方の一つに、股関節より膝を曲げる角度が大きいという特徴があります。

 

股関節が固く動きが悪い分、膝を動かしてしまい、骨盤が後ろに傾き後方重心の姿勢になります。

 

この姿勢を改善する為のエクササイズの一つ、おしりの筋肉を鍛える「スクワット」をご紹介します。

 

スクワットを行うことで、お尻の筋肉と股関節を上手く使う身体の動かし方を覚えると同時に、後方重心の改善に繋がります。

 

スクワットトレーニング↑

 

スクワットトレーニング動画はこちら

 

トレーニングを1か月続けて頂いた方がこちらです。

 

〇トレーニング前

 

〇トレーニング1か月後

 

 痛みもトレーニング前と比べ、少なくなってきています。

 

 

〇最後に

 

今回は、オスグッドに関して姿勢という面からお話しさせていただきました。

 

スポーツをしている学生の身体の痛みは本当に多く、根本の原因を改善していかなければなかなか痛みが引きません。

 

私たちは、姿勢や関節の動き、スポーツ中や日常生活での身体の動かし方までしっかりと分析し、施術とリハビリを行っております。

 

なかなか、痛みが良くならないというお子さんのいらっしゃる親御さん、ぜひ一度お越しください。

 

石川瑞記

 

 

スポーツラボ鍼接骨院

住所 沖縄県沖縄市安慶田1-1-4

TEL 098-989-7370

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