足のつき方で足の速さが変わる! 走りを速くしたい選手へ(スポーツラボ鍼接骨院 沖縄)

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アーチコラム 足のつき方で足の速さが変わる! 走りを速くしたい選手へ(スポーツラボ鍼接骨院 沖縄)

スポーツラボ鍼接骨院 沖縄院の片岡厚紘です。

 

私は現在、沖縄県沖縄市のスポーツラボ鍼接骨院というところで

学生の方を中心に身体の痛みの治療やリハビリ、

競技力アップのためのトレーニングに携わらせております。

 

今回は、「走りを速くしたい」

そんなあなたへ走りの速さの秘密について

『接地』という観点からお話しさせていただきます。

 

なぜ、接地のお話しをさせていただくかというと

接地が良いと、走りのスピードも速くなってくるからです。

 

以下の内容でお届けします。

 

1⃣走りの速さを決めるもの

2⃣ 接地

3⃣ピッチとフォアフット接地

4⃣ストライドとフォアフット接地 

5⃣接地時間を短くするためのトレーニング

6⃣まとめ

 

 

 

 

1⃣走りの速さを決めるもの

 

まず、走りの速さについてお話させていただきます。

 

走りの速さを決める要素は、大きく2つです。

それは「ピッチ」「ストライド」です。

 

ピッチとは、足の回転数のこと。

ストライドとは、歩幅のことを言います。

 

ピッチが高まれば、1秒間にたくさん地面を蹴ることができます。

ストライドが高まれば、一歩で多くの距離を進むことができます。

 

ですので、

ピッチとストライドの両方が高い人は、両方が低い人に比べて

同じ時間でたくさんの歩数と距離を稼ぐことができます。

 

 そして、このピッチとストライドは、

足の接地場所によって左右されることが多いです。

 

あなたは全力で走る時、足のどの部分で接地していますか?? 

 

 

 

 

2⃣接地

 

まず、接地場所のお話しです。

接地場所は主に3つに分かれます。

 

 

①フォアフット接地(足部前方)

②ミッドフット接地(足裏全体)

③リアフット接地(足部後方、踵)

 

フォアフットで接地する人の走りはフォアフット走法、

 リアフットで接地する人の走りはヒールストライク走法とも呼ばれます。

 

 あなたの足の着き方はどうでしょうか。

 

スプリント走(短距離の全力ダッシュ)のためにはどの接地が良いのでしょうか。

 

私はフォアフット接地をおすすめします。

 

ではなぜ、フォアフット接地をおすすめするのか。

 

それは速さを決める要素でもある

ピッチとストライドを高める上で重要になるからです。 

 

 

 

 

3⃣ピッチとフォアフット接地

 

まずはピッチとフォアフット接地の関係性です。

 

ピッチとは、足の回転数のことでした。

つまり、ピッチが上がれば1秒間に地面を蹴る回数も増えてきます。

 

これと接地場所がどのように関係しているのか。

 

その場で足踏みを速く行ってみてください。

 

より速く足踏みを行うと、足はどの部分が地面につきますか?

 

おそらく、フォアフット接地のように

足部の前面、特に足の指の付け根当たりで地面を蹴ったのではないかと思います。

 

そうなんです。

速く動かそうとすると、自然とフォアフットの接地になります。

踵までついている時間がないのです。

これが理由です。

 

人がスプリントで地面を蹴る際、

足部の前面(足指の付け根)で地面を蹴り出します。

 

この時、リアフット接地だと

踵接地→前足部荷重→前足部蹴り出し

ですが、

 

フォアフット接地だと

前足部接地→前足部蹴り出し

と重心を移動させる手間が省けます。

 

ですので、

フォアフット接地=接地時間が短い=

ピッチ(足の回転数)が高まる=走りが速くなる

 

というわけです。

 

 

 

 

4⃣ストライドとフォアフット接地

 

 次はストライド(歩幅)とフォアフット接地の関係性についてです。

 

歩きと走りの大きな違いをご存じでしょうか。 

それは、

歩き=両足が地面についている時間がある

走り=両足が空中に浮いている時間がある

という違いです。

 

 

 

 

走りは片足地面を蹴り、反対の足で着地しまた地面を蹴り・・・

を繰り返しています。

 

つまり、走りは片足ジャンプの連続です。

片足のジャンプ力ストライドとなります。

なので、ストライドを高めるには片足のジャンプ力を高めればよいということです。

 

では、フォアフット接地をするとジャンプ力はどうなるでしょうか。

 

フォアフット接地であると、他の接地よりもアキレス腱を上手く使ってジャンプができます。

 

 

仕組みを少し説明すると...

①フォアフット接地は前足部で接地します。

 

 

②すると、次に踵がやや地面に向かっておりてきて”足関節の背屈”という運動がおこります。

足関節の背屈に伴い、ふくらはぎ~アキレス腱までが伸ばされます。

 

③伸ばされたふくらはぎ、アキレス腱は縮む方向へ力が加わるので、次は”足関節の底屈”という運動がおこります。

 

この足関節の底屈の運動により生まれる『地面を蹴る力』

これが走りの際の”ジャンプ力”になり、ストライドの長さに繋がります。 

 

 

 

 

5⃣接地時間を短くするためのトレーニング

 

それでは、最後にフォアフット接地で上手く地面を蹴り出すためのトレーニングをご紹介します。

それは、アンクルジャンプというトレーニングです。

 

 

 

 

膝や股関節をあまり曲げず、足関節を主に利用しジャンプをしていきます。

 

ポイントは 

①踵をつけずに跳べているか

②足関節の角度はできるだけ変えない

③接地時間が短いか

④腕振りをしているか

⑤身体がまっすぐにキープできているか

⑥離地位置と接地位置が同じであるか

 

と、たくさん上げましたが

特に赤文字の①②③を意識してみてください。

(本当は全部必要ですが、今回のお話しと関連するのはこの3つです。)

 

②足関節の角度はできるだけ変えない

ですが、これはアキレス腱の伸び縮みは反射的に起こり、

随意的ではなく、不随意的に行われているためです。

(無意識化で起こるということ。)

 

なので、蹴り出しを強くしようとして

「足関節の底屈」の動きを意識して行うと、

アキレス腱が伸ばされて縮む力ではなく、

アキレス腱が縮む力だけになってしまう為です。

  

足を速くしたい方はアキレス腱の反射を上手く使うようにすると良いです。

 

 

 

 

6⃣まとめ

 

今回は『接地』という観点からお話しさせていただきました。

接地を変えればピッチが高まる。ストライドが伸びる。

ピッチとストライドが改善されれば、自然と走りも速くなります。

 

また、この接地方法は肉離れという怪我のリスクも軽減します。

特にもも裏の肉離れが多い選手は、接地場所を見直してみるといいと思います。

 

接地を変えて、アキレス腱を上手く使い、

走りの速い選手を目指して下さい!

 

スポーツラボ鍼接骨院 沖縄

沖縄市安慶田1-1-4

TEL 098-989-7370

片岡 厚紘

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